【転載】「銚子ジオパーク日記」1
 
 今日は、銚子セレクト市場で銚子ジオパーク構想について、専門家の方々にお話を聞いた。
今回で2回目だから、今日のお話は、前回よりは余裕を持って聞けた。

ジオパークという言葉は、銚子ジオパークをきっかけに最近知った言葉だが、
全国的、いや、世界的な言葉なのだそうだ。

糸魚川(新潟県)では、世界的なレベルとのことなので、早速ネットで検索してみた。
そしたら、『糸魚川世界ジオパーク』というトップページが堂々と出てきた。すごっ!
ジオパークとは、世界共通用語であることがわかった。( ..)φメモメモ
銚子ジオパークについて、触れたばかりの私でも、
糸魚川の元気いっぱいの活動が伝わってくるホームページを見て、「負けてられない」と、
なんだか、せかされたような感じがした。

日本では、JGN(日本ジオパークネットワーク)に登録されて、
はじめて、『銚子ジオパーク』と正式に呼んでもいいそう。
だから、その登録にむけて、専門家の方々が活動している。
(してくれている、と言った方がいいな)

今日のお話は、前回とほぼ同じ内容で、次のことがわかった。

その1 銚子には古い地層があったり、古い地層があるということは、
昔の化石も出る、ということ。地質遺産とかいう。アンモちゃん見つけたいな・・・

その2 しかも、、むき出しになっているから、見やすい。
銚子は崖っぷちが多いからね。というか、銚子自体が崖っぷちだし。

その3 そして、それらの地層が気軽に間近で見ることができる。
(冒険家のように危険な思いをする必要はない)

その4 銚子は美味しいキャベツが一杯、穫れるけど、それもジオとのこと・・・(@_@) 
ジオパーク=地層だけじゃないんだ。

その5 で、風力発電もジオ、というのは前回も聞いて意外だった。

その6 銚子には、あちらこちらに貴重な地質遺産があるが、
そのジオスポットどうしが近くにあるので次々と短時間で見て回る事ができる。効率的!

その7 そして、銚子は東京から日帰りできちゃう場所にある。
ってことは、気軽にジオパークの世界に足を踏み入れることができる。

ここでちょっと疑問。
海も大地も、魚も野菜も、ブルーベリーもブタさんやウシさんも、風や太陽も、みんなジオなの・・・・?
とすると、、、
銚子だけじゃなく、地球上のすべてがジオなのでは・・・・・?
地球上のあちこちを掘り起こせば、かならず昔の地層が出てくるんじゃないのかな?
でも、専門家の方々が銚子はすごい!と言ってるということは・・・・

さっきも言ったけど、
銚子は崖っぷちで地層がむき出しになっていて、
地面を掘り起こさなくても見れる、
しかも、よその土地より、だいぶ風は強いし・・・・
やっぱり、銚子にはジオパークとしてふさわしい特徴的な財産があるのかな。
と自分なりに無理やり納得してみる。
あとは、今後の勉強課題。

要するに、銚子は、地質の宝庫、お宝がいっぱいあるという訳だ。
せっかくある地元の財産のことを、私も少しは勉強したいと思ったし、
銚子の人にも知って欲しいと思った。
でも、地学が好きな人ならいいけど、いくら銚子にすごい地層があるといっても、
興味がない人にとっては、縁がうすいかもしれない。
こんな偉そうなこと書いてる私だって地学って特に興味なしだし。(・ ;) ポロン

こういう考えはどうか。
観光資源の有効活用、という言葉を思い出した。
銚子市が言ってるかどうかは、わからないけど、千葉県がよく言ってる。
海の眺め、美味しい魚や野菜、醬油に加え、ジオパークを観光資源にしたらどうか?

神聖で貴重な地質遺産を営利目的の観光ネタにすることについて、抵抗のある方もいるかもしれない。
でも、こんなふうに感がえてはどうかな。

◆銚子にある地質遺産を大切にする
      ↓
 そう思う気持を育む必要がある
      ↓
 だったら、勉強する必要がある(知る、学ぶ)
      ↓
 それを誰が、どう教えるか? よその人はそう一生懸命、安藤先生のように教えてはくれないぞ。
 地質調査、情報収集&発信等の管理組織の維持の必要性
      ↓
 正式なジオパークとして登録認定された方が活動しやすいというメリットが多い
      ↓
 登録されるには、地元の人がジオパークに関心を持ち、一緒に取り組んでいるという事も大切
      ↓
 いくら地元の事でも地学に関心がなければジオパーク活動に取り組めない。
 そこでもっと身近な『観光』という事業と一緒に結びつけることで、現実的な話として考えることができてくる
      ↓
 銚子ジオパークを観光資源とし、まちおこしができないか?
      ↓
 銚子ジオパークを市外の人にアピールして、もっと観光客に訪れてもらおう
      ↓
 では、何をすればいいか?
      ↓
 銚子ジオパークの良さを市外の人に知ってもらおう!
      ↓
 それには、まず、地元の自分達が勉強する必要がある

しかも、正式に登録されれば、銚子ジオパークとして、もっともっと市外にむけてアピールできる

こんな感じに考えてみた。

どんな職業の人でも、どんな立場の人でも、
赤ちゃんからお年寄りまで、町が栄えて、嫌な思いをする人はいないと思う。
町おこしは、どの自治体でも率先して取り組んでいる事業だし、
銚子が持っている特徴を活かし、経済的な効果を期待するのは常識的なことだと思う。

銚子の人が、自分の置かれた環境に合ったやり方で、銚子ジオパーク活動に参加すれば良いのだと思う。
私なんかは、商売屋だから、早速、なにか菓子を作って、銚子ジオパークを楽しく宣伝しつつ、家業を営めたら、と考えている。

大事なことは、◆銚子にある地質遺産を大切にする、というところから始まっているように、それさえブレなければ、良いのだ。
その間の流れは、途中前後しようとも、省略しようとも、人それぞれで行ける。
皆が、それぞれ自分のできる範囲で、コツコツ、コツコツと積み重ねることが大事だと思う。
今まで積み重ねられてきた地層のようにコツコツ・・・・・・